18GOODS BAR SPECIAL ISSUE 琥珀の香りを包む、技と想いの結晶 山崎×タケオキクチ 香り愉しむフレグランスグラス

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ファッション界の雄、菊池武夫氏が
初めて手がけたオリジナルグラス

山崎×タケオキクチ クリスタルショットグラス

ウイスキーと共に、静かな時を過ごす。
さしずめそれは「オトコの醸成」とも言うべき工程。
理想の男性像を追求し、日本のファッション界に多大な影響を与え続けている菊池武夫氏も、ウイスキーとの付き合いを大切にする1人です。
長きにわたり、人々が憧れを抱くファッションや
ライフスタイルを生み出してきた菊池氏が特別な時を知る"オトコ"のためにとはじめて手掛けたグラス、
それが「山崎×タケオキクチクリスタルショットグラス」です。

PROFILE

1939年、東京都生まれ。1984年に人気ブランド「TAKEO KIKUCHI」を創設。現在は、自身がディレクター・デザイナー・バイヤーを務める『40CARATS&525』を主宰する、日本を代表するファッションデザイナー。

脈々と息づく、
オトコ達のウイスキー道

菊池氏もかつて、ウイスキーに憧れた青年でした。「多くの著名人が教鞭をふるうことで有名だった文化学院へ通っていたときのこと。かの棟方志功氏の授業中、与謝野晶子氏らとともに学院を創設した西村伊作氏が、突然ウイスキーボトル片手に教室へ入ってきたんです。びっくりする自分たち学生を尻目に西村氏は"棟方君、後で一緒に飲もうよ"と一言伝えて去っていく。稀代の芸術家も笑っていましたよ。その光景がどうしようもなく大人で格好良く見えたんです」。長年、ウイスキーには特別な思いを抱いているという菊池氏。山崎蒸溜所を訪れた際、さらに特別な感情を持ったといいます。「大きな樽が並ぶ貯蔵庫に足を踏み入れた時、なんとも言い表せないロマンを感じたのです。そして、その時いただいた樽出しのウイスキーは、過去に味わったことないほど素晴らしいものだった。それ以来かな、ウイス

キーをショットで飲むようになったのは。奥深い味をダイレクトに感じられるようにね」。特別なプロジェクトや、忙しい一日が終わったあと、周囲の人と賑やかなひとときを過ごすのもいい。でも、ときには自分自身とも向き合って。「夜、自分の部屋で1人になって出来るだけ照明を落としてね。ショットグラスに"山崎"をなみなみ注いで飲む。味に集中できるんです。それは、自分とじっくり向き合う時間。一日を反省したり、次の構想を考えたり。 "いい時間だな、オトコだな"なんて思いながら(笑)」。時代を超えて、オトコからオトコへ受け継がれるウイスキー道。このグラスの心髄は、他のお酒、飲み方では得ることのできない、特別な"時"を味わうことなのです。

重厚感と軽やかさが同居した
手に吸い付くようなフォルム

心地よい重み、表面に刻まれた軽やかな流線ライン。このグラスには、菊池氏の"ウイスキーと過ごす時間"へのこだわりがつまっています。「自分とじっくり向き合いながら"山崎"を飲む時間を思い浮かべてスケッチをおこしました。素材はクリスタルにこだわったんです。重さが出るし、液を注いだときの美しいプリズムは絶品だから。重厚感に軽さを加えようと描いたのがスパイラルのラインです」。菊池氏の理想のデザインを実現したのは、1934年創業、日本初のクリスタル専門メーカーであるカガミクリスタル。パリやニューヨークの万博で受賞した芸術的センスと技術は、皇室でも愛されています。妥協なきデザインと、確固たる技術によって生み出されたグラスは、不思議と指に馴染みます。「自分が携わるファッション、山崎、そしてクリスタル。どれも西欧の文化を取り入れ、日本人独自の感性と探究心を持って磨かれたもの。これは、素晴らしいと思う」。と、菊池氏は語ります。日本ならではの感性が調和した「山崎×タケオキクチ クリスタルショットグラス」。遊びを知り尽くしたあなたに、ワンランク上の大人時間を提案します。

山崎×タケオキクチ
クリスタルショットグラス