ウイスキーを愛するミステリー作家と
ガラスの謎を知り尽くす菅原工芸硝子の職人が挑む、
グラス開発プロジェクト。
(このプロジェクトは日本推理作家協会のご協力のもと、実現しました)
今回グラスを手掛けたのは
『檻』や『逃がれの街』などのハードボイルド小説で人気を博し、
『水滸伝』や『楊令伝』などの長編歴史小説で
多くのファンを虜にしている作家・北方謙三氏。
一貫して描かれるのは、男の生き様です。
荒々しさと繊細さ、そして荘厳な光を宿すグラス
「砂漠の星雲」に込められた想いとは、一体どんなものだったのでしょうか。
北方 謙三(きたかた けんぞう)
1947年生まれ。佐賀県出身。1970年『明るい街へ』で作家デビュー。
1981年に発表したハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で一躍人気作家に。
1982年『眠りなき夜』で第1回日本冒険小説協会大賞、第4回吉川英治文学新人賞、
1985年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞を受賞。
1989年に南北朝時代を舞台とした『武王の門』を著し、歴史小説の分野へ挑む。
その後、『三国志』『水滸伝』『楊令伝』など、壮大な長編作を書き続けて、圧倒的な存在感を放っている。