ボンジュール!フレンチ ウオツカ『ピナクル』

ボンジュール!フレンチ ウオツカ『ピナクル』

どうも、お酒と落語をこよなく愛する男、KABUKIです。
本日はウオツカについて書きたいと思います。

先ずは基礎知識から。
■スピリッツとは
ウオツカはスピリッツ=蒸溜酒に分類され、簡単に言うと醸造酒から沸点の違いを利用してアルコール度数を高めたお酒です。日本ではウイスキー、ブランデー、焼酎を除く、エキス分2%未満の蒸溜酒がスピリッツに分類され、中でもウオツカ、ジン、ラム、テキーラが4大スピリッツと言われています。メソポタミアでナツメヤシの実(デーツ)から作られていた「アラック」が最古の蒸留酒と言われていて、紀元前には存在していたようです。
ヨーロッパでは中世になって広まり、その土地で入手できる原料を使って様々なスピリッツが作られるようになったようです。当初、単式蒸溜器(ポットスチル)で作られていたスピリッツは、1831年アイルランドのイニアス・コフィーが開発した連続式蒸溜機によって大量生産が可能になり、品質も雑味の無いクリーンなものとなっていきました。


■ウオツカとは
ウオツカは、とうもろこし、大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなどの穀類を原料として糖化、発酵、蒸留し、白樺などの炭(活性炭)を使って濾過処理をした無色透明のスピリッツです。ウオツカがいつ頃から作られていたのかは不明ですが、12世紀にはすでにロシアの地酒として飲まれていたようです。前述のように連続式蒸溜機によって現在の原型が出来上がったウオツカは、1917年のロシア革命によって亡命したロシア人によって、世界各国で製造され、愛飲されるようになりました。ロシアの酒のイメージが強いウオツカですが、世界各国で生産されており、現在生産量が最も多いのはアメリカです。
ウオツカには無色透明なスタンダードなものと、先日紹介した「ズブロッカ」のように香りや味をつけたフレーバードウオツカがあります。スタンダードなウオツカは「無味無臭のお酒」と書かれることも多いのですが、ではどのウオツカも同じかと言えばそうではありません。2種類のウオツカを並べて飲んでみれば、原料の穀物、製品の半分以上を占める水、濾過などの違いによるものでしょうか、味が異なることは判ります。ピナクルは割りとソフトでスムースな印象のウオツカです。
とは言え、他のお酒に比べればクセは少ないので、「無味無臭に近い」お酒と言うことが出来ます。ウオツカは、そのニュートラルな特性からミキサビリティが良く、カクテルのベースとして多用されています。

 

ピナクル ウオツカ
さて、本日の主役「ピナクル ウオツカ」です。こちらはフランス産のウオツカで2003年アメリカで発売、日本では2018年に登場したニューフェイスです。
フランス産小麦を原料として、5回蒸溜。小麦由来のほのかな甘みとクリーンな味わいのウオツカです。
テイスティングしてみると全体的に柔らかな印象のウオツカですね。
「PINNACLE」とは「山の頂上」の意味で、トップクラスの品質を誇る製品でありたいと言うという思いから「PINNACLE」と名づけられたそうです。
先ず目を引くのが綺麗なライトブルーのボトル。さすがフランスという感じのおしゃれなボトルですね。ボトルにも「PINNACLE(山の頂上)」がデザインされています。
IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)2013のウオツカ部門で100種類以上のウオツカの中から最高賞「トロフィー」を受賞した、世界的にも高く評価されているウオツカです。(ウオツカ部門の審査って難しそうですね・・・)ラベルの中央にもIWSCトロフィー受賞のアイコンが配置されています。

 

■ピナクルウオツカを飲んでみる
クセが無くアレンジしやすいウオツカは、やはりカクテルで飲むのが一番。本日は家飲みでも簡単に作れるカクテルをご紹介。氷を入れたグラスにウオツカ+ジュースをいれて軽く混ぜれば完成する、ロングカクテルをチョイスしてみました。

○ソルティ・ドッグ
「ソルティ・ドッグ」とはイギリス海軍のスラングで「甲板員」のこと。潮風や波しぶきを浴びながら甲板で仕事をすることから「塩辛い野郎」と言われるようになったとか。イギリスで生まれたオリジナルのスタイルは現在のものと異なり、ジンをベースにグレープフルーツジュースと塩ひとつまみを加えてシェイクしたものらしく(これはこれで美味しそうだが・・・)、塩を加えたことが名前の由来となったそうです。アメリカで現代のスタイルとなり世界に広まったカクテルで、グラスに塩を付けた“スノースタイル”に「塩辛い野郎」の名残があります。
本日は丸いフォルムが可愛い「〈Goods Bar Style〉マイルドカクテルグラス」を使ってみました。どっしりとした底部の厚みの安定感と、カリクリスタルの高い透明度が魅力のグラスで
す。

ピナクルウオツカ:45ml / グレープフルーツジュース:適量 / 塩:適量
1.塩でスノースタイルにしたグラスに氷を入れる。
2.ピナクルとグレープフルーツジュースを注ぎ、軽くかき混ぜて完成。
(グラスをスノースタイルにしないと「ブルドッグ」になります。)


○スクリュー・ドライバー
イラン(テキサスと言う説も)の油田で労働者たちが「ねじ回し(スクリュー・ドライバー)」でかき混ぜて飲んだことから、この名前が付いたとか。
こちらのグラスは「〈Goods Bar Style〉ロングカクテルグラス」。口径が小さくスリムなスタイルが小粋なハンドメイドのタンブラーです。

ピナクルウオツカ:45ml / オレンジジュース:適量
1.氷を入れたグラスにピナクルとオレンジジュースを注ぎ、軽くかき混ぜて完成。

 

○モスコミュール
1946年ハリウッドの「コックンプル」というレストランで、余ったジンジャービアの在庫を処分するために考案されたそうです。モスコミュールとは「モスクワのラバ」のことで、キックがある=アルコールが強いという意味から命名されたそうですが、モスコミュールのアルコール度数は12~15度程度とそれほど高いわけではありません。ジンジャービアを使っていたものはもっとアルコール度数が高かったのでしょうか・・・。
銅製のマグで飲むのが正統派と言われていますが、残念ながら持っていないので「〈Goods Bar Style〉ロングカクテルグラス」を使用しました。

ピナクルウオツカ:45ml / フレッシュライムジュース:15ml / ジンジャエール:適量
1.氷を入れたタンブラーに注ぎ、軽くかき混ぜる。
2.ライムを飾る

他にもウオツカ・トニック(トニックウォーター)、ウオツカ・リッキー(レモン+ソーダ)やブラッディ・メアリー(トマトジュース)、ビッグ・アップル(アップルジュース)など、簡単なレシピのカクテルが色々あります。基本何にでも合うスピリッツなので、気軽に試してお気に入りの飲み方を探してみてください。
ウオツカが1本あるといろいろな飲み方が出来て楽しいですよ!


【今日の小ネタ】
フランスつながりで、「オランジーナ」で割ってみました。
名付けて「フレンチ・スクリュー」(?)。
微炭酸がシュワッと爽やかで、美味です。

では、また次回。

 

 

今回登場したのは
<お酒>
ピナクル ウオツカ
<グラス>
〈Goods Bar Style〉マイルドカクテルグラス
〈Goods Bar Style〉ロングカクテルグラス

この記事を書いたひと

KABUKI

KABUKI

年齢不詳の歌舞伎顔の男。実は歌舞伎より落語好き。ここ数年シングルモルトに目覚め、特に好きな蒸溜所はバルヴェニー。とはいえ、ウイスキーに限らずお酒全般大好きで、日々いそしんでます。「お酒飲む人 花ならつぼみ 今日もさけさけ 明日もさけ」なんてね。